まず見た局面がこの局面。
これ、角交換になったら後手の勝ちじゃないの?というのがアマ6級の一目見の感想。
衛星放送見ていた親父が「逆転したかも」 私はそれまでの流れを知らなかったので、何がどうだったのかわからないが、羽生先生がずっと良かったのね?
で、結局どっちが勝ちかわからないような(きっと放送の間も二転くらいはしていたような)局面が続いたが、放送最後の▲1一角成を指した時の羽生名人の手は明らかに震えていた。
羽生フル(羽生震えの略)が出たから、きっと羽生が勝ちだね。と親父と納得し、慌ててインターネット観戦へ。 しかし…… 予想していたとおり全然つながらない!!天下の読売新聞様だから、きっとサーバを猛烈に増強して何とかしてくれると思ったのだが(泣)。
ようやくつながったのは7時35分くらい。
並べた。
…………
すごい!本当にすごい!!!
天才2人が全知全能+執念をかけて戦うとこういうすごい棋譜ができるのだなあ。
もし世の中のすべてが将棋なら、第4局と第7局見ただけで、もう明日死んでも思い残すことはない!!!
まあ、実際は将棋以外もあるので、もう少し生きていたいが(笑)。
ちなみに2人ともかなりミスをしていると思うのだが、だからこそ「人生を賭けた勝負」的な迫力が伝わってくるのだ。名局とはきれいな棋譜ではないのだと改めて実感した。
それにしても
こんな手や
こんな手で勝つんですね。
特にこの△1四歩は感動を超えて空恐ろしいものを感じる。
渡辺竜王は歴史に残る天才だと証明した今回の竜王戦だった。
【教訓】天才はわれわれ凡人の想像のはるか上をゆく。そんな瞬間を目撃できた私は幸せだ。
なんだか、明日からがんばって生きていこうという気になりました。